chiisanahohoemi’s blog

美味しい楽しいちょこっと涙

CHATEAU DU CHARRON2005

今は、勉強会のつどワインのブラインドテストをしています。

今日は前回飲んだ
Parducci 2003
Mendocino County
Zinfandel
にあわせ、

CHATEAU DU CHARRON2005
(シャトー・ド・シャロン2005)
と、もう一本(これはまた後日UPします。)

イメージ 1

合計3種類をティスティングします。



種明かしをしておくと、2種類は同じ品種です。そして、今日ご紹介のワインが仲間はずれの1種類です。

まず、外観から3種類を見分けます。

色の印象・・・
粘着性(アルコール度の高さや糖度の具合が分かります。)

次に香りから受ける違い・・・



最初に
初めて香りを確認したときに受けた、『ワインの香りのボリューム』を確かめます。

次に
どんな果物や花の香りがするか
樽を使って熟成している場合は樽香がするか
また、それ以外の特徴的な香りの有無を確認します。

最後に
味わいを確認します。

まず、口に含んだときのアタックの強さはどうか・・・
そして、
酸味
タンニン
果実味

余韻の長さ

そしてアルコール度数も確認します。

今日ご紹介のシャトー・ド・シャロン

カラーは
輝きのある、透明感あるガーネットのような赤です。
粘着性は中程度・・もう少し弱いかな・・・

香り
香りのボリュームは、穏やか・・・過ぎて、あまり香りが立ってこない
グラスをぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・・
あっ!香りが出てきました。
(!カヴェルネ:ソーヴィニヨンだ!!!)
口には出しません。
だって、変わるのです。

樽香・・・う~んそこまで香ってこないなぁ・・・
イメージ 2
また、グラスをぐるぐるぐるぐるぐる・・・・
あれっ!
香りが変わってしまいました。


あんなに香っていたカヴェルネの香りがなくなってしまいました・・・

と、いうことは混醸?(2種類以上の品種を使って作る場合は混醸といいます。単一品種で作っているほうが少ないですかね~)

かすかに、樽香がしてきました。

キャラメルのような香りが感じられます。

でも、あまり熟成感は感じられません。
・・・ということは、若い?

うーん、品種わからないなぁ・・・
スパイス香など、特徴的な香りはあまり感じられません・・・

あっ! 少し・・・スパイス香がしてきました。

だめだ! 品種は味わってからにしよう。

最後が味わいです。

最初は
口に含んだときのアタックの強さ
アタックは穏やかです。
酸味もタンニンも穏やかです。

苺? チェリー? えっ? イチジク?
甘みはそんなに強くないので、
苺か、チェリー。
チェリーかな・・・

やはり、若い感じを受けます。
(ヴィンティージは2005年かなぁ?)

余韻は以外に長い・・・8~10秒くらいあります。


仕上げ、
全体にバランスはとれています。やや甘味を感じる若い赤のスティル・ワインです。
アルコール度は12~12.5度です。

品種は・・・カヴェルネ・ソービニヨン・・・しか分かりませんでした。
多分、メルロー、マルベックあたりが入っています。

『・・・』

ヴィンテージ! あたり!
アルコール度! あたり!
品種!     80点!  へっ?

メルロー63%
カヴェルネ・ソーヴィニヨン32%
カヴェルネ・フラン5%でした。

メルローとカヴェルネの混醸は、%にもよると思いますが、メルローよりカヴェルネ香の特徴のほうが感じられやすい・・・らしいです。

難しかった・・・

ちなみにシャトー・ド・シャロンは金賞受賞ワインでした。