聖グレゴリオ様??
ワインになんの関係が??
『聖グレゴリオ』は、修道士としては初めて教皇に選出され、教会の内外に対して絶大な指導力を発揮し、ゲルマン民族の侵入で混乱するイタリアにおいて、教会の未来は北ヨーロッパにあると考え、イングランドへベネディクト修道士を派遣し布教に努めたお方のようです。 ミサ典礼文を定め、典礼を根本的に改革したり、グレゴリオ聖歌の生みの親で典礼の音楽的統一も企画したという、今の協会の基礎を築いたといってもいいような聖人だったのです。 6世紀の頃のお話です。
ぶどう品種 : アリアニコ(ギリシャ起源) ワイン生産者 : サングレゴリオ / San Guregorio ワイン生産地区: イタリア・カンパーニャ州 格付け : DOCG ワインタイプ : 赤ワイン(Rのみ) 味わい等 : 香りははじめは閉じている感じがします。時間がたつと・・・ 良く熟したダークチェリーやプルーンなどの濃厚な香りに スパイス、ヴァニラなどが複雑に絡み、 良質なタンニンが上品さ、かつ力強さを感じさせられます。
このタウラージを世界レベルのワインに押し上げ、地位向上を目指して頑張っているのがフェウディ・ディ・サン・グレゴリオです。 フェウディ・ディ・サン・グレゴリオは1986年に立ち上げられた歴史が浅いワイナリーです。栽培醸造に関する研究にも熱心で、ミラノ大学やナポリ農業大学と共にプロジェクトを組んで、研究開発を行ったりするなど、最新の知識と技術によって、それまでの粗野で田舎の地酒のひとつに過ぎなかったタウラージを始めとするカンパーニャのワインを、一躍モダンな果実味あふれるスタイルへと生まれ変わらせたといっても過言ではないようです。 初ヴィンテージは1991年、20~25haの畑からたったの5万本の生産量でしたが、今では240haから250万本のワインを生産するまでに成長したそうです。 フェウディ社の自慢は、19世紀ヨーロッパ全土を襲ったフィロキセラ(ネアブラムシ)の被害を奇跡的にまぬがれた、樹齢200余年ものアリアニコです。その古木を含め、イルピニア地方北部、火山質の成分が豊かなカローレ渓谷の限られた地域で栽培されるアリアニコを使って造ます。 *'94ヴィンテージはガンベロロッソの1999年版ワインガイドブックで3グラスの最高評価受賞。年間を通して安定した評価が高い事でも知られているワインです。