chiisanahohoemi’s blog

美味しい楽しいちょこっと涙

ヴァン・ダルザスとベルナッチャ・ディ・サン・ジミアーノ

今回のティスティングは白ワインでした。

どちらの品種も、ベイシックな品種ではありません。
料理やチーズとのマリアージュが目的です。


ヴァン・ダルザスのゲベルツトラミネルは、ドイツが得意な品種です。フランスではアルザス地方のワインが高品質が期待できます。やや甘口ワインです。

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ヴァン・ダルザス(品種:ゲヴェルツトラミネル)
 輝きのある、緑がかった黄金色です。
 バラやライチの香りが特徴です。香りのボリュームはまろやかです。
 味わいのアタックは中程度
 酸味は穏やかで滑らかな味わいです。
 余韻は5~7程度
 アルコール度数は13℃です。
 バランスの良いやや甘口白のスティルワインです。






ベルナッチャ・ディ・サン・ジミアーノ
はイタリアのトスカーナ地方のDOCGワインです。品種はヴェルナッチャです。やや辛口ワインです。

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ベルナッチャ・ディ・サン・ジミアーノ(品種:ヴェルナッチャ)
 輝きのある透き通った淡い黄色です。
 香りのボリュームは穏やかです。
 あかしやの花を思わせるフローラルな香りです。
 味わいのアタックは中程度です。酸味も中程度です。
 フルーツの味わいはあまり感じられません。
 余韻は5~7程度 
 アルコール度は13度です。
 バランスの取れたやや辛口白のスティルワインです。



あわせるチーズはイギリスのステルトン、青かびチーズです。
ステルトンは、イタリアのゴルゴンゾーラと、フランスのロックフォールとともに、三大青かびチーズです。


青かびチーズは塩気が強いのが特徴です。
塩気が強い場合は、甘口白か重い赤と合わせます。

料理はバルサミコ酢のマリネです。
酢が利いているので、甘いものとあわせると、お互いに良いところを消しあいます。

もうひとつ、
どちらにもあわせられる料理です。
これは、昨日UPしたなすのエスニックマリネです。
酢を使っていますが、砂糖も入っています。豆板醤とナンプラーを使っていますので、塩気もややあります。

やや甘口ワインのヴァン・ダルザスでバルサミコ酢のマリネを頂くと、どちらの味もとんがって美味しくありません。

やや辛口のベルナッチャ・ディ・サン・ジミアーノ
と塩気の強いステルトンとあわせると、『げっ!』っと言うくらいに合いません。

砂糖も使って、塩気のある豆板醤などを使ったエスニックマリネはどちらのワインで頂いても○!でした。

マリアージュできないチーズや料理とワインを一緒に頂くと、どちらの持ち味も打ち消しあってしまいます。
逆にマリアージュ(相性)の良いもの同士を組合わせるとどちらの持ち味も強調されます。

本当に不思議です。



ヴァン・ダルザスは辛党の私達には、美味しいけれど一杯でいいかな・・・という感じでした。
でも、チーズとあわせると! 『不思議!!!』するする飲めます。

ワインをただ飲むだけならベルナッチャ・ディ・サン・ジミアーノのほうが、いつまでも飲んでいられると思ったのですが、やっぱりあわせるものって大事ね~と、改めて実感しました。

どちらも、美味しくいただけました。