chiisanahohoemi’s blog

美味しい楽しいちょこっと涙

シャトー・ムートン・ロートシルト1975

久しぶりに、すごいヴィンテージのワインをいただきました。

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≪1975年ボルドー・ベスト・ワイン≫
過去30年間の中でもゆっくりと成長しているヴィンテージです。
この上なく魅力的なヴィンテージで、ムートン・ロートシルト1975は「1975年ボルドー・ベスト・ワイン」にポイヤックから選ばれた4つのワインの中の一つです。

シャトー・ムートン・ロートシルトは、シャトー・マルゴーなどと並ぶ5大シャトーのひとつです。

シャトー・ムートン・ロートシルトは、5大シャトーの中でも、1945年以来ラベルを世界の著名な画家がデザインすることでも知られており、コレクターに大変人気があるそうです。

著名な画家の面々には・・・
ミロ、ピカソシャガールコクトー等が名を連ねています。
1979年のラベルはは日本人の画家堂本尚郎
1991年はSETSUKO(巨匠バルテュス夫人)の絵がラベルを飾っています。


CH.ムートン・ロートシルト 1975年
アンディ・ウォーホル」画

ボルドーの格付けは、1855年が最初です。
メドック地区四大シャトーのひとつで、1855年の格付けでは当時のオーナーがシャトーを取得して日が浅かったため2級格付けでした。

故・フィリップ・ロートシルト男爵の努力が実り、1973年の格付け見直しで例外的に第2級から唯一昇格し1級を取得しました。

その年のラベルには、
PREMIER CRU EN  1973 の文字と、
かの有名な
PREMIER  JE SUIS,  我 一級たり、
SECONDE JE FUS,  かつては 二級なりき、
MOUTON NE CHANGE.  されど ムートンは変わらず


の文字が書かれ、男爵のその喜びが表されているそうです。




 
 【産地】 フランス・ボルドー
 【格付け】AOC
 【品種】 カベルネ・ソーヴィニョン77% 
      メルロ11% カベルネ・フラン10% プティ・ヴェルド2% 
 【収穫】 手摘み 
 【醗酵】 木製の醗酵槽で21~31日間 
 【熟成】 オーク樽(新樽率100%)でおよそ19~22ヶ月間の熟成期間 
 【タイプ】赤のフルボディ 
 【特徴】  驚くほど濃い色調 ← もう、レンガ色!
      豊かな果実香にモカのような香り ← モカというかチョコレートのような印象
      芳醇な味わいで丸みのある力強いタンニンと大変長い余韻 


キャップシールを除去すると、コルクがうっすらとカビに覆われています・・・
ぎゃぁぁぁぁ・・・ブショネ????(泣)

気を取り直し、トーションで丁寧にカビを取り除きます。
カビの下からは綺麗なコルクが顔を出しました・・・ ほっと一安心。

抜栓!

ひぇぇぇぇ・・・・緊張する・・・・

保存状態は良い感じ。
っていうか、こんなヴィンテージの抜栓ははじめてです・・・泣きが入りそうです。

失敗したらどうしよう・・・

コルク少しやわらかい・・・
普通なのこれ??普通????(泣)

静かに、ゆっくりと、コルクを引き上げます・・・・

あっ! いい感じにコルクがあがってきます・・・・

もう一息・・・

ぎゃぁぁぁぁ・・・・

折れた



『怖い部長バーテンダー』も、『ムーミンリーダーウェイター』も、『バニーボーイ』も、『ワインのこと教えて~~おねぇ』も、みんな息を呑み見守ります・・・・


ムーミンリーダーウェイター』が、「sanaさん、大丈夫??」と、声を掛けます。

大丈夫! 落ち着いて!!!

心配されて、平常心に戻ります。
ここが、わたしの偉いところ(えへん!)

大丈夫です。何があってもコルクは抜き取ります!

もう一度、ソムリエナイフのコルクスクリューを差込・・・
静かに静かに・・・・

やったぁぁぁ・・・ コルクが無事抜けました・・・(泣)

先を争い、グラスが差し出されます。

「ちょっと待ってくださいね~~ ノムリエティスティングしますので!」

って、味見一番のり~~~

『美味っっっ!!!』

なんじゃこれ~~
美味っっっ~~

『怖い部長バーテンダーまで』

この会社にはいって本当に良かった・・・
だって!(笑)

本当に美味しかったです。

ネットで値段を調べたら、楽天で¥45,000くらいで出ていました。

もっと、高いかと思ったよぉぉぉ。

もう、狂喜乱舞のチャーミングナイトがふけていきます・・・・し・あ・わ・せ・・・

1975年ラベルのデザイン ANDY WHAROL
アンディ・ウォーホル氏(1930-)
 1930年、フィラデルフィア生まれのアンディ・ウォーホル氏は、アメリカン・ポップ・アートの巨匠1975ラベル:  CH.ムートン・ロートシルト1976年ラベルのために、写真からいつも行うように、半分真面目なムードの中のバロン・フィリップの異なるスケッチをを並べたそうです。