chiisanahohoemi’s blog

美味しい楽しいちょこっと涙

日常飲みワイン ~ Vins de Pays(ヴァン・ド・ペイ=地酒)

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フランスのワインには4つのランクがあります。
上からA.O.C.→A.O.V.D.Q.S.→Vins de Pays→Vins de Table
A.O.C. これは、いわゆる特級品ですね。この中にもそれぞれランクがあります。畑単位のランクやら、地方単位のランクまで。もちろん小さい単位のランクのほうが希少価値があります。
需要と供給の関係で、値段も高くなります。

A.O.V.D.Q.S. 分かりやすく言えば上質ワインです。A.O.C.にはなれないけれど、それに近い。ような感じでしょうか。でも、このランクのワインはフランスワインの中でも1%程度しかないということで、日本ではほとんど見かけないでしょうか? 少なくとも10500年生きている私もまだお目にかかったことがないかも~。(10500才のエピソードはHPで紹介してます。)

Vins de Pays  → Vins de Table最後がテーブルワインです。

今日ご紹介するのはVins de Paysです。ちょっと乱暴ですが、簡単にいうと生産地が100%同じ地方のぶどうを使って作られたワインのことです。
生産地が同じと言いながら、「いくつかの県にまたがる地域単位」、「ロワール流域13県にまたがる地域単位」~ ~ などのカテゴリーがいくつかあり、へっ~?なんのこっちゃって感じです。

でも、フランスの法律の問題なので、これは止む無しです。そのまま覚えなければなりません。

写真のワインはこの地酒でもVins de Pay d'Oc(ヴァン・ド・ペイ・ドック)というカテゴリーのワインです。これはラングドック・ルーション地方のワインで、Merlot(メルロー)と明記されていますから、メルロー種100%の単一品種ワインです。(ところが、これも、ビセパージュ・ワインというのが登場し、一概に単一品種だけではなくなってきました。でもその場合は品種名は明記ですので、先に記載されている品種の比重が多いということになります。)

このランクのワインは、800円前後で購入可です。 日本で800円ですから、フランスでは水より安いかも。
個人的には、ヴァン・ド・ペイ・ドックのワインは結構いいんじゃないかと思います。(あくまでもコストパフォーマンスがという意味です。)

いろいろなカテゴリーがあるにしても、頭にはVins de Pays~がついていますので、探してみてください。

ワインについてのコメントはちょっと控えようかなぁ~ でもメルローの特徴はしっかり出ています。
日常ワインとしては十分!です。庶民には! 
毎日ル・パンとか飲みたいですよ。状況が許せば。