chiisanahohoemi’s blog

美味しい楽しいちょこっと涙

ワインのティスティング

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スペインの勉強が終わりました。
スペインではワインのことをヴィーノといいます。
最上級のワインの区分をD.O.V.P(デノミナシオン・デ・オリヘン・ヴィーノ・デ・パゴ)といいます。はは、舌噛みそうです。
フランスではワインの等級が4区分なのですが、スペインは2003年に6区分に変更になったそうです。

スペインの勉強のあと、お待ちかねのティスティングをしました。
セパージュワインといって、100%単一品種のワインを使います。
実技試験では長熟の赤ワインをデキャンタに移してサーブする方式なので、デキャンティングの必要ない白ワインも、パニエ(ワインバスケット)に寝かせ、その状態での開栓方式になれていかないとなりません。

今回のティスティングは3品種。

基本のリースリングシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランです。
ティスティングは、外観、香り、味わいの3要素を、更に細かく分析していきます。

外観
強度(ワインの濃縮感)、色調(熟成度合い)、透明感(清澄度)、輝き(健全さ)、粘性(アルコール度)

香り
第一アロマ(本来の香り)、ぐるぐる回して第二アロマ(醗酵段階で生じた香り)、もっとぐるぐる第三アロマ(熟成中に生じた香り)、ブーケ(3つのアロマが溶け合いま~す。)

味わい
アタック(NO1!ちゃうちゃう、味わいの強さ)、酸味(舌の両側で捉える)、甘み(舌の先端で捉える)、渋み(舌の中央から奥、歯茎で捉える)、アルコール(舌の中央から奥で捉える)、バランス(前述の要素の力関係)、香り(口中に広がるフレーバー)、余韻(口中に残るフレーバーの長さ)

ざっくりいうとこんなことを確認するわけです。
なれない場合は、開栓してから実際にワインを口にするまで30分はゆうに必要です。
私たちも今回は正式なティスティングをするのでワインを目の前にお預け状態でした。

途中で何度も面白いことがありましたが、自分で書かないと書き込みされそうなので申告しておきます。

私がリーダー役になって、『では、次ぎはバランスを確認いたしましょう。』などと、音頭をとっていました。『口中に広がるフレーバーはどうですか?広がりが大きければ大きいほど良いワインです。』、

『よろいはどうですか?』

『よろい?』

『~ん~・・・・ よろい』

何度言い直しても『余韻』が『よろい』になってしまうのです。

今HPのほうで、『空耳シスターズスペインを行く』をUPしているのですが、私は『空耳』、『いい間違い』のチャンピオンです。(えへん!)

MMちゃんは笑いすぎて、涙だけでなく、鼻水までたらしてました^^Y。 笑いすぎやって~。


リースリングが一番好き!と思っていたMMちゃんはソーヴィニヨン・ブランに鞍替え。
もっと美味しいシャルドネ飲ませろ!とTMにい。 好きじゃないからってシャルドネ残してはいけません!

それから、リースリングアルザスとドイツを飲み比べしました。
アルコール度がアルザス13度に対し、ドイツは10度です。 なのに、ねっとり感はドイツが上!
ぶどうを育てる気候・土壌の違いってすごいと改めて感じました。

ティスティングがひと段落した後は、もうそのまま飲み会に移行!
多いに飲み、多いに笑いのティスティングの夜は更けていきます。